最終更新日
Fri, Aug 14, 2009
 リスクを恐れない態度を評価する 〜選手の心をつかむ
 「戦術・ゲームスタイルよりもファンダメンタル(=基礎的スキル)が最も大事な選手育成のポイント」という前拓殖大学男子バスケットボール部監督、森下義仁氏(拓殖大学教授)のコーチング論をじっくりと伺う機会を設けます。

 全日本大学バスケットボール選手権で優勝2回、準優勝4回、3位10回という輝かしい戦績のバックボーンにある森下氏の指導理念は何か。「練習、試合を通じて選手が自分でチャレンジする態度を高く評価してリスクを恐れない態度を評価する」と言います。その前提には「選手が自分で課題を考え、実行すること」が必要であり、それにはハードワークを伴います。森下氏は選手の「忍耐して目標に向かう態度を重視」するだけでなく、「しかも楽しく追求できる態度を養おう」としたと言います。

 選手とのコミュニケーションにあたって「選手の話に耳を傾けて、共感を持って聞く」という森下氏は、指導者にとってもっとも重要なことは「選手とチームに対する愛情、そして勤勉な努力と情熱」であると言います。確かな実績を裏付けるコーチングの実際を、多彩な実例をもとに森下氏自らに伺います。


森下義仁
(もりした・よしひと)1944年長崎県生まれ。東京教育大学卒業後、東京大学教育学研究科修士課程修了。教育学修士。現在、拓殖大学教授、財団法人日本バスケットボール協会コーチコミッティ副会長、財団法人日本体育協会公認マスターコーチ。1971年より2005年まで同大学男子バスケットボール部監督。この間、全日本大学バスケットボール選手権で優勝2回、準優勝4回、3位10回の黄金時代を築いた。ユニバシアード日本代表監督、アジア大会日本代表コーチなどを歴任。また棟方公寿、北 卓也、折腹祐樹、納谷幸二、渡邊拓馬、加々美裕也、小島佑太など多彩なOBを輩出している。スポーツのコーチ学をライフワークとして、初心者からトップレベルのアスリートに至るコーチングの原理・心理学・教育学・マネージメント・生理学・戦略・戦術等の研究に取り組む。主な著書に『ジュニアのバスケットボール』(ベースボールマガジン社1986)、共著書に『現代スポーツ実践講座・バスケットボール』(ぎょうせい1983)、『ノンストップ・バスケットボール』(大修館書店1991)、共訳書に『THE COACH』(日本文化出版1988)、『ウィニング・バスケットボール』(大修館書店1992)がある。監修指導ビデオ『ノンストップ・バスケットボール』(新学社1988)。
テーマ
リスクを恐れない態度を評価する 〜選手の心をつかむ
講義内容
1)主体性を重視するコーチング
2)選手育成のポイント
3)共感を持って聞く
4)リスクを恐れない態度を評価する
5)指導者にとってもっとも重要なもの
講習会前半は森下氏のお話を伺い、後半には参加者を含めたディスカッションの時間を設けます。なお講習内容は変更になる可能性もあります。
開催日時
開催日:平成21年9月28日月曜日

開催時間:午後6時30分〜午後8時30分 *受付は午後6時になります。

開催場所
東京体育館 第2会議室 *ご案内図
東京都渋谷区千駄ヶ谷1-17-1  TEL 03-5474-2111 
JR中央線・総武線各停 千駄ヶ谷駅徒歩1分
都営地下鉄大江戸線 国立競技場駅 A4出口徒歩1分
募集対象
育成指導に興味のある指導者、指導者を志す方
*バスケットボール以外の指導者の方も大歓迎です
募集定員
男女・経験を問いませんが、意欲のある方30名
受講料
一般:1名 5,040円(税込) *税抜き4,800円
学生:1名 4,200円(税込) *税抜き4,000円
事前のお申込み、お支払いが必要になります。
*学生割引は専門学校生、大学生、大学院生を対象とします。お申し込み時に、学生証の「在籍する学校の名称、学生証番号、有効期間」を必ずお知らせください。申し込みフォームの「メモ」欄にその旨ご記入ください。
なお講習終了後、懇親会を予定しております。別途費用は3,000円〜5,000円程度とお考えください。
本会会員には会員割引(5%引き)が適用されます。この機会に入会をご検討ください。
入会案内入会申込書はこちらから。
sportifblog privacy shotorihiki
sportsrally