最終更新日
Wed, Apr 24, 2013
アメリカンバスケットボール事情:注目の戦術

米国バスケットボール界で今、注目されている戦術を
全3回にわたって紹介する座学講習会です

 ご案内いただくのは海外事情に詳しい日高哲朗先生です。米国の一般的なレベルの高校や大学、あるいはNBAでも使われるオフェンスとディフェンスのシステムを紹介します。「リード&リアクト・オフェンス」「ドリブルドライブ・モーション・オフェンス」「パックライン・ディフェンス」の3つを各回2時間、計3回の講習でじっくりと解説します。これらの戦術をすでにご存知の方も少なくないでしょう。今回は、これらの戦術を実際にどう活用し、練習していけば良いのかをゲーム映像を交えながら解説していただきます。もちろん、噛み砕いた講義に定評のある日高先生ですから、みなさんが抱える疑問にも明快な道筋を示していただけるに違いありません。


日高哲朗(ひだかてつろう)
1953年鹿児島県生まれ。東京教育大学卒業後、筑波大学体育科学研究科博士課程修了。現在、千葉大学教授。同大学バスケットボール部監督。東京教育大時代にはキャプテンとしてインカレで活躍。その後はユニバシアード大会のコーチなどを務めた。特に米国のコーチ学に造詣が深く、その幅広い知識と理論構成は高い評価を受けている。2001年から2002年にわたって筑波大学男子バスケットボール部ヘッドコーチ。苦境にあったチームを建て直し、たった1年で関東1部リーグ復帰果たし、2002年には24年振りという関東1部リーグ優勝を成し遂げる。単に理論だけでなく、実践においても有数の指導者であることを内外に知らしめた。忙しい日々を送りながら、文部科学省や日本体育協会の委員会にも精力的に参加する。
日高哲朗
親が子に教えるためのシュート・レッスン全2巻」「Knowhow Delivery 2 第1巻インディヴィジュアル・スキル」「キッズ・シューティング・プログラム全2巻」「Basketball Program for Kids全2巻」「Basketball すべてはシュートのために全3巻」「Basketball Method 全10巻
テーマ
アメリカンバスケットボール事情:注目の戦術
開催日時
第1回:平成25年5月27日月曜日
第2回:平成25年6月3日月曜日
第3回:平成25年6月17日月曜日

各日程開催時間:午後7時00分〜午後9時00分
*受付は開始30分前からになります。

開催場所
◆新宿文化センター 第2会議室 *ご案内図
〒160-0022新宿区新宿6-14-1 TEL03(3350)1141

JR・京王線・小田急線 新宿駅東口徒歩15分
西武新宿線 西武新宿駅徒歩14分
東京メトロ副都心線 新宿三丁目駅E1出口徒歩6分 東新宿駅A2出口徒歩7分
東京メトロ丸ノ内線 新宿三丁目駅B3出口徒歩11分 
都営新宿線  新宿三丁目駅C7出口徒歩10分
都営大江戸線  東新宿駅A2出口徒歩7分 

プログラム

第1回 リード&リアクト・オフェンス Read and React Offense

モーションオフェンスの発展系とも言うべき「リード&リアクトオフェンス」はドライブを中心にしたフリーオフェンスです。直訳すれば「読みと反応」となりますが、ボールマンプレイヤーに対して他の4人(リアクター)がリード&リアクションするオフェンスで、マンツーマンとゾーン両方のディフェンスに対応できるフレキシブルなオフェンスと言えます。
第2回 ドリブルドライブ・モーション・オフェンス Dribble Drive Motion Offense
基本的に4アウト、1センターのフロアバランスで、センターはヘルプサイドにポジショニングするオフェンスです。元々は高校のコーチであったウォルバーグ(現NBAナゲッツ・アシスタントコーチ)が開発したオフェンスで「AASAA attack, attack, skip, attack, attack 」と呼んでいました。これをメンフィス大学コーチであったジョン・カリパリ(現ケンタッキー大学コーチ)が一般向けにモディファイして「ドリブルドライブ・モーション( DDM )」と名付けました。ボールハンドリング能力の高いガードによるドリブル・ペネトレーションがキーとなっていて、ディフェンスにとって止めるのが最も難しいオフェンスのひとつです。スペーシングとギャップをどうつくるかがポイントです。
第3回 パックライン・ディフェンス Pack-Line Defense
パックラインディフェンスはマンツーマンディフェンスのバリエーションです。最初に理解して欲しいのは、ボールマン・ディフェンスのプレッシャーがベースとなっていること。3ポイントラインの1.5mほど内側に想定上のパックラインを描いて、ボールマン・ディフェンダー以外の4人はこのラインの内側に位置します。ディナイをせず、ペリメーター上でのパスは許しますが、ギャップを突いてくるドリブル・ペネトレーションに対して準備してボールを止めます。パックラインの内側にいるディフェンダーはすでにヘルプポジションにいることになるため、ヘルプ&リカバーが簡単に行なえる利点があります。
募集対象
現在、コーチとして現場で指導をしている方。
また将来、スポーツの育成指導に関わっていきたいと考えている選手や学生。
募集定員
男女・経験を問いませんが、意欲のある方25名
受講料

事前のお申込み、お支払いが必要になります。
一般:1名1回あたり6,800円(税込) *当日受付払い7,800円(税込)
   全3回一括お申し込みの場合に限り17,640円(税込)
学生:1名1回あたり5,600円(税込) *当日受付払い6,5
00円
   全3回一括お申し込みの場合に限り15,200円(税込)

*学生割引は専門学校生、大学生、大学院生を対象とします。お申し込み時に、学生証の「在籍する学校の名称、学生証番号、有効期間」を必ずお知らせください。申し込みフォームの「メモ」欄にその旨ご記入ください。
なお最終回の講習終了後、懇親会を予定しております。別途費用は3,000円〜5,000円程度とお考えください。
本会会員には会員割引(5%引き)が適用されます。この機会に入会をご検討ください。
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